Apple、Siri AIを日本語に対応 iOS 27.2で提供開始ほか|10/27 朝のAIニュース
AIニュース今日の要点

- Apple、Siri AIを日本語に対応 iOS 27.2で提供開始 — Appleは10/26に27.2の各OSを配り始め、作り直したSiri「Siri AI」(ベータ版)が、日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語でも使えるようになりました。端末とSiriの言語を対応する言語にそろえる必要があります。
- OpenAI、GPT-6.1 Terraを公開 APIの料金は前の版の半分 — OpenAIによると、APIの標準の料金はGPT-5.6 Terraと比べて半分で、パソコンを操作する力(コンピューター操作)を伸ばしたとしています。ChatGPTとCodexでも、有料プランから順に使えるようになっています。
- Anthropic、米SECに上場の届出書を提出 — Anthropicが10/26に、米証券取引委員会(SEC)へ上場の届出書(Form S-1)を出しました。売上は2026年上半期で163億ドルです。10/22の記事で伝えた下書きの報道の続報です。
週の2日目です。今日は、いつも手元にある道具にAIが深く入ってくる話と、そのAIを作る会社のお金の中身が公に見えてきた話が並びました。
今日のツールコーナー
このコーナーの決まりは読み方ガイドへ。
今日のChatGPT
新しい 10/26:GPT-6.1 Terra が、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduの利用者向けに、ChatGPTの「Work」とCodexで順に使えるようになっています。プランの使える量の上限は変わりません。一部のPlusとProの利用者では、Workの初期のPowerプリセットで、GPT-6.1 SolのLightの代わりにTerraのMediumが表示される場合があります。(ChatGPT release notes)
すぐ使う:ChatGPTの画面で、モデルの一覧からGPT-6.1 Terraを選びます。一覧に出ていなければ、順に配っている途中なので、時間をおいてもう一度開きます。
今日のCodex
新しい 10/26:CodexでもGPT-6.1 Terraを選べるようになっています(上のChatGPTと同じお知らせ)。APIで呼ぶときのモデル名は gpt-6.1-terra です。考える深さは reasoning.effort で、none、low、medium(初期値)、high、xhigh、maxから選びます。(OpenAI API ドキュメント)
# Responses API で考える深さを low にして呼ぶ例
curl https://api.openai.com/v1/responses \
-H "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{"model":"gpt-6.1-terra","reasoning":{"effort":"low"},"input":"この文を3行に要約してください: ..."}'
今日のGemini
新しい 10/26:Gemini APIのGenerate Content API(generateContent、streamGenerateContent、batchGenerateContent)で、有料枠の新しいプロジェクトは、送った内容を初期設定で保存する(store=true)ようになりました。前からあるプロジェクトは、今の設定のままです。(Gemini API changelog)
すぐ使う:保存したくないときは、リクエストごとに store=false を付けるか、AI Studioのログ画面のSettingsで、Generate Content APIのログをオフにします(手順は下の導入ガイド)。
今日のAIツール
新しい Runway App Studio(10/26):ふだんの言葉で、自分用の動画・画像の小さなアプリを作れる機能です。ニュースの中身は動画の欄にまとめています。
自動化の目: TerraはOpenAIが「コンピューター操作が速い」とうたうモデルで、画面を操作する作業の自動化を試す候補になります。Gemini APIの保存の初期設定の変更は、自動で回している処理ほど気づきにくいので、新しいプロジェクトを作ったら最初に設定を見る、という手順を決めておくと安心です提案。
分野別ニュース
各分野の一覧は分野ページへ。今日は11の分野にニュースがありました。
この日の分野: 🎬 動画 / 📣 マーケティング / 💻 AIコーディング・開発 / 🚗 自動運転・モビリティ / 🧠 汎用AIモデル・アシスタント / 🔌 半導体・インフラ / 🔬 研究・科学 / 🩺 医療・健康 / 📈 投資・企業動向(AI成長テーマ) / 💱 フィンテック・暗号資産 / ⚖️ 規制・安全
🎬 動画

- Runwayが10/26に「App Studio」を公開しました。ふだんの言葉で説明するだけで、プログラムを書かずに、動画や画像を作るための自分用のアプリを組み立てられます。最初から入っているアプリとして、人物の入れ替え(Character Swap)、AutoComp、商品の写真集(Product Portfolio)、3Dのカメラ操作、細かい部分の修正(Precise Edit)があります。作ったアプリは前の版に戻せて、管理者はワークスペースごとにApp Studioを止められます。有料プランに含まれ、使う分は今のクレジットから引かれます。無料の利用者は、最初から入っているアプリと共有されたアプリを使えます。Runway
なぜ大事か: 動画AIの使い方を、決まった画面に合わせるのではなく、自分の作業に合わせて組み立てる形が出てきました。前の版に戻せることと、管理者が止められることが、最初から用意されている点も大事です。
使いどころ: 毎回同じ手順で作っている商品の写真や短い動画があるなら、その手順を言葉で書き出して、アプリにできるか試す
📣 マーケティング
- The Next Webと州議会の記録によると、米ペンシルベニア州のShapiro知事が10/22に、AIで作った中身で人を誤解させる広告に、AIで作ったことの分かりやすい表示を求める州法(Act 99 of 2026、上院の法案806号)に署名しました。12/21に効力が出ます。文字だけの広告、パロディや風刺、明らかに作り話と分かるものは対象外で、違反には最大3,000ドルの民事の罰金があります。州の上院では48対2、下院では163対40で可決されました。The Next Web、ペンシルベニア州議会(SB 806)
なぜ大事か: AIで作った広告に表示を求めるルールが、米国の州の法律として動き始めました。広告を作る側は、どの国や地域に向けた広告かで、表示の決まりを確かめる手間が増えていきそうです推測。
使いどころ: AIで作った画像や声を使う広告があるなら、「AIで作った」と書く場所を、あらかじめ型として決めておく
💻 AIコーディング・開発
- Mirendilが10/26に、最初のモデル「Fern 0.1」を発表しました。一から学習させたモデルで、最大1,000万トークン(同社によるとコードで約23MB、約50万行)を一度に読めます。Fern 0.1は、土台のモデル(Mirendil-Base)に短い追加学習をしたものです。同社は、エージェントのコーディング、学習の記録(ログ)の不具合探し、エージェントの作業の記録を読むこと、学習データの点検を使い道に挙げています。発表のページには、いつ、どのように使えるようになるかは書かれていません。Mirendilは公式のXで「近く使えるようにする」と投稿しています。Mirendil、Mirendil(X)
なぜ大事か: 長い記録を丸ごと読ませたい作業は、開発の現場にたくさんあります。1,000万トークンの長さが実際にどこまで使えるかは、公開されてから確かめる必要があります未確認。
使いどころ: 公開されたら、うまくいかなかった処理のログを1つ丸ごと読ませて、最初にどこでおかしくなったかを当てられるか試す
🚗 自動運転・モビリティ
- Houston Public Mediaによると、Teslaが10/26に、テキサス州ヒューストンのロボタクシーの走る範囲を、市の中心を囲む環状道路(610 Loop)の内側の多くに広げました。範囲の地図はロケットの形になっています。Teslaのロボタクシーは、同じ州のオースティンとダラスでも走っています。Houston Public Media
- 中国のXPeng(小鵬汽車)が10/26に、広州市の全域で、レベル4のロボタクシーの実証運行の許可を得たと発表しました。乗るには招待コードが要ります。車には同社の「Turing」チップが4つ載り、計算の力は3000 TOPSで、第2世代のVLA(見て、言葉で考えて、動かすモデル)を使うとしています。XPeng
なぜ大事か: 米国と中国で、無人のタクシーの走る範囲が、街の一部から街の大部分へ広がり始めています。まだ招待制や限られた地域が中心で、安全の記録をどう出していくかが次の注目点です推測。
使いどころ: 出張や旅行で走っている地域に行くなら、乗る前に、止めたいときや困ったときの連絡の方法をアプリで確かめる
🧠 汎用AIモデル・アシスタント
★ Apple、Siri AIを日本語に対応 iOS 27.2で提供開始
Appleは10/26に、iOS 27.2、iPadOS 27.2、macOS 27.2、watchOS 27.2、visionOS 27.2を配り始めました。これに合わせて、作り直したSiri「Siri AI」(ベータ版)が、英語に加えて、日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語でも使えるようになりました。Appleによると、Siri AIは、メッセージやメール、写真などの中身をふまえて答えたり、画面に出ている内容について答えたり、メールの下書きや写真の編集と共有のような作業を手伝ったりします。使うには、Apple Intelligenceに対応した端末で、端末とSiriの言語を対応する言語にそろえる必要があります。EUでは、iOS、iPadOS、watchOSでは今のところ使えません。13歳未満の利用者も使えません。サーバー側のモデルを使う機能には1日の上限があり、Appleは、上限を広げる使い方は将来有料になるとしています。中国語(繁体字)、ノルウェー語、トルコ語、ベトナム語は年末までに加わる予定です。MacRumorsによると、27.2では、過去の会話を思い出す機能や、Siri AIに見せないアプリを選ぶ設定(Excluded Apps)も加わりました。 出典: Apple Newsroom、MacRumors、Apple サポート
なぜ大事か: 日本で多くの人が毎日持ち歩くiPhoneに、日本語で頼める新しいアシスタントが入りました。AIを使うために新しいアプリを入れなくてよいので、AIに詳しくない人にも届きやすい形です。
自分の写真やメールの中身まで手伝ってくれる分、見せるアプリを自分で選べる設定が付いたのは大事なところです。便利さと戸締まりは、いつもセットで考えたいですね。
使いどころ: 設定 → 一般 → ソフトウェアアップデートでiOS 27.2に上げたら、最初に、Siri AIに見せたくないアプリを設定で外しておく
★ OpenAI、GPT-6.1 Terraを公開 APIの料金は前の版の半分
OpenAIが10/26に、GPT-6.1 Terraを公開しました。OpenAIによると、APIの標準の料金は、GPT-5.6 TerraとGPT-6.1 Solの半分で、100万トークンあたり入力1ドル、キャッシュからの入力0.05ドル、キャッシュへの書き込み1.25ドル、出力5ドルです。一度に読める長さは105万トークン(入力は最大92.2万、出力は最大12.8万)で、知識は2026年6月1日までです。道具を呼ぶ使い方は、Responses APIが必要です。OpenAIの測定では、Agents’ Last Exam(考える深さはmedium)で、GPT-5.6 Terraより15ポイント高い点を、約3分の1の費用で出したとしています。OpenAIは、安全の枠組み(Preparedness Framework)で、Terraをサイバーセキュリティの力が「Critical」の段階にあるものとして扱い、GPT-6.1 SolやGPT-6 Astraと同じ守りの仕組みを付けたと説明しています。AWSは10/26に、Amazon Bedrockでも一般提供を始めたと発表しました。 出典: OpenAI、OpenAI API ドキュメント、OpenAI Deployment Safety、AWS
なぜ大事か: 料金が下がると、画面の操作や長い作業をAIに任せる試しが、小さな会社や個人でもやりやすくなります。点数はOpenAIが出したもので、自分の作業で同じように動くかは、試して確かめる必要があります。
安いAIでちゃんとした仕事ができれば、それに越したことはありません。ただ、値段だけで決めずに、自分の仕事で一度試してから任せる順番を守りたいところです。
使いどころ: 今、別のモデルで回している定型の作業を1つ選び、Terraのlowとmediumで同じ入力を流して、結果と費用を見比べる
🔌 半導体・インフラ
- 半導体の設計ソフトを作るCadenceが10/26に、半導体の設計に特化したAIモデルの一式「Maestro」を発表しました。Cadenceによると、最初の結果では、汎用のモデルと比べて、質が最大30%高く、トークンの使い方の効率は最大5倍でした。NVIDIAのNemotronとOpenShellを使い、クラウドでも自社の設備(オンプレミス)でも動かせます。一部の早期利用の顧客向けに2026年第4四半期から提供するとしていて、SocionextとSilicon Labsがコメントを寄せています。Cadence
| 項目 | Cadence Maestro(Cadenceの発表値) |
|---|---|
| 質(汎用モデルとの比較) | 最大30%高い |
| トークンの効率 | 最大5倍 |
| 動かす場所 | クラウド、オンプレミス |
| 使う技術 | NVIDIA Nemotron、OpenShell |
| 提供 | 2026年第4四半期から一部の顧客に早期提供 |
なぜ大事か: チップを作る設計の作業そのものに、専用のAIモデルが入り始めています。数字はCadenceの最初の結果で、比べた相手の詳しい条件は、発表文だけでは分かりません未確認。
🔬 研究・科学
- 科学誌Nature Human Behaviourに10/26、人とAIを見分けられるかを確かめる、チューリングテストに似た試験の論文が載りました。言葉と画像の6つの課題で、人636人とAIのエージェント37種を比べ、試験は合わせて72,191回、判定したのは人1,916人とAI 10種です。論文によると、AIは見分けられない水準にかなり近づいていて、簡単な作りのAIの判定役が人より見分けるのが上手でした。一方、ネット上で会話しながら確かめる試験では、人の判定役が100%見分けた場面もありました。Nature Human Behaviour
なぜ大事か: 文章や画像だけでは、人かAIかを人の目で見分けるのが難しくなっています。やり取りを重ねて確かめることが、見分ける手がかりとして残っています。
使いどころ: 大事な連絡で相手が本物か迷ったら、文章だけで判断せず、電話など別の道で確かめる
🩺 医療・健康
- Virginia Mercuryによると、米バージニア州で12の病院を持つSentaraが、Regardという会社のAIを、入院している人の見守りと、退院の時期の見通しづくりに使っています。Sentaraの発表文では、職員の約9万時間の手間が減る見込みとされています。Sentaraの担当者は、まだ確かめていない試験運用のデータにもとづく見通しだと説明しています。Regardは、150を超える病院で使われているとしています。Virginia Mercury
なぜ大事か: 病院では、記録を読んでまとめる手間が大きな負担になっています。AIが下ごしらえをして、判断は医師や看護師がする、という分け方がどこまで広がるかが注目点です推測。
※医療上の助言ではありません。
📈 投資・企業動向(AI成長テーマ)
★ Anthropic、米SECに上場の届出書を提出
Anthropicが10/26に、米証券取引委員会(SEC)へ上場の届出書(Form S-1)を出したと発表しました。届出書によると、Nasdaq Global Selectに「ANT」の銘柄名で上場する申請をしていて、株の数と値段の幅はまだ決まっていません。売上は2023年が4,100万ドル、2024年が3億8,600万ドル、2025年が46億ドルでした。2026年上半期は163億ドルで、前の年の同じ時期の12億ドルから大きく伸びています。本業の赤字(営業損失)は、2025年上半期の21億ドルから、2026年上半期は6億9,300万ドルに縮みました。年間10万ドル以上を払う顧客は、2026年9月末で11,900を超え、1年前の950超から増えています。届出書は、会社の目的に公益を掲げる会社(PBC)の形をとり、長期の利益を考える信託(LTBT)が取締役の多くを選ぶ仕組みも説明しています。 出典: Anthropic、SEC EDGAR(Form S-1)、CNBC
なぜ大事か: 続報:[10/22の記事](/posts/2026-10-22-ai-news/)で伝えた下書きの報道が、正式な書類で確かめられる形になりました。AIの会社の売上と赤字が、公の書類で比べられるようになったことは、使う側にとっても会社を選ぶ材料になります。
伸びの数字は大きいですが、届出書の中でAnthropic自身が、同じ速さで伸び続けるとは見ていないと書いています。数字の大きさより、何に使われて伸びたのかを見ていきたいところです。
使いどころ: 仕事でClaudeを使っているなら、届出書のリスクの欄を1つだけ読み、自分の使い方に関わる話があるかを確かめる
- Metaが10/26に、合わせて約950億ドルの資金を集める計画を発表しました。引受の募集で350億ドル(クラスAの株225億ドルと、強制転換型の優先株の預託証券125億ドル)を集め、新しいクラスCの株の売買が始まったあとに、約600億ドル分を市場で少しずつ売る計画です(この分はまだ契約がなく、時期や規模は決まっていません)。Metaによると、NVIDIA、AMD、Broadcomが最大50億ドル分の株の購入に関心を示しています。CNBCによると、Metaの株は朝の取引で1.6%下がりました。SEC EDGAR(Meta)、CNBC
- Microsoftが10/26に、カナダ、インド、英国、米国の対象チームで、レベル70以下の社員に、期間を限った希望退職の募集(Voluntary Exit Offer)を出すと、公式ブログで明らかにしました。ブログに人数は書かれていません。CNBCは関係者の話として、対象は約6万人で、12月初めに受けるかどうかを決め、12/31に退職する流れだと伝えています。Microsoft、CNBC
なぜ大事か: AIへの大きな投資を続けるために、大手が資金の集め方や人の配置を大きく動かしています。Microsoftの件は、AIとの関わりを同社のブログは直接書いておらず、つなげて読むのは推測の段階です。
働く人にとっては不安な話です。ただ、会社の形が変わる時期ほど、自分の得意を言葉にして持っておくことが、次の道を選ぶ力になると思います。
💱 フィンテック・暗号資産
- Polygonが10/21に、AIのエージェントにお金を使わせるときの上限を決める機能(agent spend controls)を、Open Money Stackに加えました。Polygonによると、作業ごとの許可、予算、期限をブロックチェーンの上で守らせ、いつでも取り消せます。TokenPostは10/26にこの件を伝えています。Polygon、TokenPost
なぜ大事か: エージェントに支払いを任せるなら、「いくらまで」「いつまで」「何のために」を先に決めて、あとから止められる仕組みが要ります。その考え方を、決済の部品として用意する動きです。
使いどころ: エージェントに買い物や支払いを任せる前に、1回の上限と期限、止め方の3つを紙に書き出す
⚖️ 規制・安全
- 続報:10/16の記事で伝えた米連邦取引委員会(FTC)のAI企業の調べについて、Axiosが10/26に、FTCがAnthropicの幹部に証言を求める文書を送ったと報じました。Axiosは、FTCの広報担当者の話としてこれを伝えています。Axios
なぜ大事か: 資料の提出に続いて、幹部の証言まで求める段階に進んでいます。上場を申請した直後のAnthropicにとって、調べの行方は投資する人も見る材料になります推測。
📈 AI成長テーマと主要指数の数字
売買をすすめるものではありません(この欄について)。
米国と欧州は10/26(月)の終値です。日本、中国、香港、インドは、朝6時の時点で10/26の値が取り込めていないため、10/23(金)の終値のままです。
- 事実半導体:SOX(半導体の指数)と半導体ETFのSOXXが、10/26にそろって2%を超えて上がりました。
- 事実データセンター:Metaが約950億ドルの資金を集める計画を出しました(上の投資の欄)。
主要株価指数(直近の終値)
| 地域 | 指数 | 終値 | 前日比 | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| 米国 | S&P500 | 7,676.77 | +0.70% | 10/26 |
| 米国 | NASDAQ総合 | 26,169.38 | +0.82% | 10/26 |
| 米国 | ダウ平均 | 52,361.58 | +0.28% | 10/26 |
| 米国 | SOX(半導体) | 11,083.47 | +2.82% | 10/26 |
| 日本 | 日経225 | 62,693.16 | -0.34% | 10/23 |
| 日本 | TOPIX | — | — | 取得元なし(リンクのみ) |
| EU | Euro Stoxx 50 | 6,116.23 | +0.79% | 10/26 |
| EU | DAX | 25,410.84 | +0.91% | 10/26 |
| 中国 | 上海総合 | 3,690.48 | +0.89% | 10/23 |
| 中国(香港) | ハンセン | 23,093.37 | +0.69% | 10/23 |
| インド | Nifty 50 | 22,600.00 | -0.39% | 10/23 |
| インド | Sensex | 73,123.83 | -0.17% | 10/23 |
| ロシア | MOEX | — | — | 取得元なし(リンクのみ) |
市場心理と暗号資産(直近値)
| 種類 | 指標 | 値 | 前日比 | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| 市場心理 | 恐怖指数 VIX | 18.39 | -5.45% | 10/26 |
| 暗号資産 | ビットコイン(円) | 12,558,481円 | +0.06% | 10/26 |
| 暗号資産 | ビットコイン(ドル) | $79,723.20 | -0.38% | 10/26 |
| 暗号資産 | イーサリアム(円) | 362,924円 | -0.55% | 10/26 |
| 暗号資産 | イーサリアム(ドル) | $2,302.78 | -1.04% | 10/26 |
VIXのこれまでの動きは、指標ページのグラフにまとめています。
AI成長テーマのETF(10/26の終値)
| テーマ | ETF | 終値 | 前日比 | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| AIテーマ | 半導体ETF SOXX | 491.83 | +2.85% | 10/26 |
| AIテーマ | データセンターETF DTCR | 25.68 | +0.98% | 10/26 |
| AIテーマ | ロボット・AI ETF BOTZ | 33.14 | +0.36% | 10/26 |
| AIテーマ | 量子コンピューターETF QTUM | 138.50 | +1.69% | 10/26 |
テーマ別件数: DC1・半導体1・ロボ0・量子0
株・市況との連動(10/26 米国終値)
10/26の米国市場は、S&P500が+0.70%、ナスダック総合が+0.82%で引け、SOXは+2.82%と、半導体が全体より大きく上がりました。CNBCによると、Metaの株は資金集めの計画を受けて朝の取引で1.6%下がっています。Cadenceの設計向けAIモデルの発表やAnthropicの上場の届出と、半導体の指数の上げを直接結びつける材料はなく、つながりははっきりしません。 出典: CNBC
過去から現在、そして先へ
これまでAIのアシスタントは、わざわざアプリを開いて使う道具でした。今日から日本語のSiri AIが動き出し、毎日手に持つ電話の中で、ふだんの言葉で頼めるようになります。作る側では、OpenAIが安くて速いモデルを出し、Anthropicは売上と赤字を公の書類で示しました。この先は、「どのAIが賢いか」に加えて、「どこまで見せるか」「いくらで任せるか」を、使う人が自分で決める場面が増えていきそうです推測。
道具が身近になるほど、設定を自分で確かめる習慣が効いてきます。今日の導入ガイドも、その確かめ方の話です。
導入ガイド:Gemini APIで、送った内容が保存される設定かを確かめて切り替える

10/26から、Gemini APIの有料枠で新しく作ったプロジェクトは、Generate Content APIに送った内容を初期設定で保存するようになりました。保存されると、AI Studioのログ画面で中身を見返せて便利な反面、社外に出したくない文書を送る使い方では、意図しない保存になることがあります。自分のプロジェクトがどちらの設定かを確かめる手順です。
以前と今の違い
Googleの説明では、10/26より前に作ったプロジェクトは、AI Studioで有効にしていない限り、Generate Content APIの保存はオフ(store=false)のままです。10/26以降に作った有料枠のプロジェクトは、保存がオン(store=true)から始まります。Interactions APIは、前から初期設定で保存します。保存されたログは、初期設定では55日で消える扱いになり、7日、14日、28日、55日から選べます。
入手方法
- 設定の画面はAI StudioのログのSettingsです。Generate Content APIとInteractions APIで、別々にオンとオフを切り替えられます。
- リクエストごとの
storeの指定は、プロジェクトの設定より優先されます。Pythonではgoogle-genai2.33.0以上、JavaScriptでは@google/genai2.31.0以上が必要です。 - 公式の説明: Logs and datasets(Gemini API)
いちばん小さいコード例
# pip install -U "google-genai>=2.33.0"
from google import genai
client = genai.Client() # APIキーは環境変数 GEMINI_API_KEY に入れておきます
response = client.models.generate_content(
model="gemini-3.8-flash",
contents="この文を3行に要約してください: ...",
config={"store": False}, # このリクエストは保存しない
)
print(response.text)
自動化の位置づけ(エージェント / RPA / 自動化)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 当てはまる型 | 自動化(APIを呼ぶ処理の中で、保存のオンとオフを決めておく)。どのデータを保存してよいかの判断は人がする |
| 開始条件 | 新しいGemini APIのプロジェクトを作ったとき、または今の処理で社外秘の文書を送り始めるとき |
| 入力 → 出力 | プロジェクト名と、送る文書の種類 → 保存のオンとオフを決めたメモと、store の指定を入れたコード |
| 止める・戻す | AI StudioのSettingsでいつでも切り替えられる。コードの store の行を消せば、プロジェクトの設定に戻る |
| 上限 | 最初はプロジェクト1つ、処理1つで試す(提案値) |
手順(IF-THEN)
- 提案IF Gemini APIを有料枠で使っているなら、THEN AI Studioのログ画面を開き、プロジェクトを選んでSettingsを確かめる(完了確認:Generate Content APIのログがオンかオフかをメモした)。
- IF 社外に出したくない文書を送る処理があるなら、THEN Settingsでオフにするか、その処理のリクエストに
store=Falseを入れる(完了確認:新しく送ったリクエストがログ画面に出てこない)。 - IF ログを見返したい処理なら、THEN オンのままにして、保存の期間を必要な日数に縮める(完了確認:保存の期間の設定が変わっている)。
- IF 設定を変えたあとに困ったことが起きたら、THEN Settingsを元の状態に戻し、コードの
storeの行を外して、前の動きに戻す。
つまずきやすい点と費用
storeを付けるには、SDKの版が新しい必要があります。古い版のままだと指定が効かないことがあるので、まず版を上げます。- Googleの説明では、プロジェクトのAPIキーをすべて消すと、キーができるまでログが見えなくなります。
- 設定の確認そのものに費用はかかりません。1プロジェクト5分ほどです(目安)。APIの料金は、今までどおりです。
Xで話題の技術者の投稿
今日は、新しいモデルを作った人と、すぐに試した人の投稿を中心に選びました。
- Harsh Mehta(@HarshMeh1a、Mirendil):「Mirendil-Baseに短い追加学習をしたところ、同じ大きさのモデルの中で十分に戦えそうなので、Fernと呼ぶことにした。Fernは最大1,000万トークンを読めるが、100万トークンと同じくらい使いやすくするには、まだやることが多い」と投稿しています。試し方: 長い文脈をうたうモデルを使うときは、半分の長さと最大の長さで同じ質問をして、答えの質が落ちないかを比べる。投稿
- Laurence Moroney(@lmoroney、AIの教育者):「機械学習の仕事に、本当はどれだけの文脈が要るのか。Fernは、学習データの点検、ログからの不具合探し、エージェントの作業の記録を読むといった、地味な部分を狙っている」と投稿しています。試し方: うまくいかなかった処理のログを1つ丸ごとモデルに渡し、最初におかしくなった場所を当てられるか見る。投稿
- Cristóbal Valenzuela(@c_valenzuelab、Runway):「App Studioは、もともと社内のチームのために作り始めたもので、数週間で大きく使われるようになった。モデルを操る画面は、これから一人ひとりに合わせたものになっていくと強く思っている」と投稿しています。試し方: 毎週くり返している画像や動画の作業を1つ選び、手順を5行の言葉で書き出してみる。投稿
- Vercel Developers(@vercel_dev):「GPT-6.1 TerraがAI Gatewayで使えるようになった。モデル名は openai/gpt-6.1-terra と openai/gpt-6.1-terra-fast」と投稿しています。試し方: AI Gatewayを使っているなら、モデル名を1行だけ書き換えて、今の処理で動くかを確かめる。投稿
- Greg Brockman(@gdb、OpenAI):「Terraのコンピューター操作は、質が一段変わったところを越えた。自分が手でやるより速くパソコンを使っているように感じる」と投稿しています。試し方: 画面を操作させるときは、最初は読むだけの作業(調べてまとめる)から任せ、書き込みや送信は人が確かめてから行う。投稿
- Tibo(@thsottiaux、OpenAI Codex):「Terraが戻ってきた。文章、人柄、頼みごとの細かい読み取りが大きく良くなった初めてのモデルで、APIでもサブスクリプションでも、6.1 Solの2倍使える」と投稿しています。試し方: Codexで、いつも使うモデルとTerraに同じ小さな修正を頼み、使った量と結果を見比べる。投稿
- Palomino(@trypalomino):「GPT-6.1 TerraとGPT-5.6 Terraに、同じ4つの3Dの一発勝負の課題を出した。6.1 Terraは出力が45%多く、費用は38%安かった。ただし長い作業では、指示の出し方や仕組みの作り方を変える必要があった」と投稿しています。試し方: 新しいモデルに替えるときは、短い作業と長い作業を1つずつ用意して、両方で比べる。投稿
- Guillermo Rauch(@rauchg、Vercel):「OpenAIが報告した、CPUを使った隠れた通信を再現する『cpu-chat』を作った。ネットにつながらない仮想マシンの間で、3つのやり方でやり取りできた。ただ、これは情報を盗む攻撃とは別の種類で、Vercelの実際の環境では行うのが難しく、監視で見つけやすい」と投稿しています。OpenAIの報告は10/25の記事で伝えています。試し方: エージェントを動かす環境が、他の利用者と同じ機械を共有しているかを、使っているサービスの説明で確かめる。投稿
新しいモデルが出た日は、作った人の言葉と、試した人の数字を両方見ると、期待と現実の幅が見えてきます。
出典一覧
- ChatGPT release notes
- Gemini API changelog
- Gemini API: Logs and datasets
- Runway: App Studio
- The Next Web: ペンシルベニア州のAI広告の表示の法律
- ペンシルベニア州議会: SB 806(Act 99 of 2026)
- Mirendil: Fern
- Mirendil(X): Fern の発表
- Houston Public Media: Tesla ロボタクシー
- XPeng: 広州のロボタクシー
- Apple Newsroom: Siri AI
- MacRumors: iOS 27.2
- Apple サポート
- OpenAI: GPT-6.1 Terra
- OpenAI API ドキュメント: GPT-6.1 Terra
- OpenAI Deployment Safety: GPT-6.1 Terra
- AWS: GPT-6.1 Terra on Amazon Bedrock
- Cadence: Maestro
- Nature Human Behaviour
- Virginia Mercury: Sentara
- Anthropic: S-1
- SEC EDGAR: Anthropic Form S-1
- CNBC: Anthropic
- SEC EDGAR: Meta
- CNBC: Meta
- Microsoft: Voluntary Exit Offer
- CNBC: Microsoft
- Polygon: agent spend controls
- TokenPost: Polygon
- Axios: FTC
- Harsh Mehta
- Laurence Moroney
- Cristóbal Valenzuela
- Vercel Developers
- Greg Brockman
- Tibo
- Palomino
- Guillermo Rauch
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事実推測などの意味は読み方ガイドにまとめています。
気象庁の発表では、今日は北日本と西日本と沖縄はくもり、東日本は晴れの見込みです。風の強い所があります。高い所での作業や、飛ばされやすい物には注意してくださいね。
昨日より少しだけ良い、最良の日を今日も更新できますように。
管理者の視点
対応するiPhoneのSiriが、iOS 27.2で、今日から日本語でも新しいSiri AI(ベータ版)になりました。毎日持ち歩いている道具に、ふだんの言葉で頼める相手が入ってくるのは、詳しくない人にとっても使い始めやすい形だと思います。一方で、メールや写真の中身まで手伝う道具なので、どのアプリを見せてよいかは、使う前に自分で決めておきたいですね。便利さと戸締まりを一緒に整えておけば、安心して任せられる場面が少しずつ増えていくはずです。
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